無駄な努力は今すぐ止める
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「アロマと脳科学」を使って、
なりたい自分の人生を自分で創造していくブログ
こんにちは、平野百合子です。
膝を悪化させて出不精になりつつある母と一緒にネットで探した評判の整体院へ行きました。
「湿布や注射じゃいつまで経っても治らない。それはお金と時間と労力の無駄使い」
「なぜそうなったのか?ちゃんと原因を知り行動を変えることで歩けるようになる」と言う考えの整体師さんです。
最近、私が動画でハマっているシドニーのセラピストしょうじさんと同じ考え方でした。
整体院に行くと、まず歩き方のチャックをします。
その時、右手を動かさず、悪い右足を棒のように突っ張らせて、かばいながら歩く母の姿を見て、
整体師さんは「このままではもっと悪くなってしまうよ」と私に一言。
「歩いていて膝は痛いですか?」と整体師さんが聞くと、「別にそうでもありません。」と母。
「じゃあ、右足をドスンと力強く床に当てるような感じで歩いて見てください。」
ドスンドスンと歩く母
「どうですか?痛みはありますか?」
「別にありません」
「じゃあ、なぜ痛くないのに足をかばいながら歩いているのですか?」
「・・・分かりません。」
母は痛みとは関係なく、右足をかばいながら歩いていたのです。
母は膝が痛くなった経験から、少しでも膝を曲げるような行為をすると不安や恐怖心が出て、体が硬直してしまうのです。
本当は、膝の為にも膝を曲げた方が良いのに曲げることがもう怖い。
それは情動の部分がそうさせているだけで、実際に曲げてもそんなに痛い訳ではありません。
(※使わないようにしていた期間が長いので、固まっていた分、痛みは多少は出ますが・・・)
痛みは脳で感じているものです!
膝が直接、痛みを持っている訳ではないのです。
怪我や病気などによる刺激で、脊髄にあるゲートが開いて脳へと伝わり、初めて「痛み」を感じます。
恐怖や不安の情動は、ゲートを開き、痛みを増幅させます。
注射などまさにそうですね。
「怖い」と思っているから余計に怖くなり、痛みが増すのです。
そして、慢性的に続く痛みは、交感神経を緊張させ、新たな発痛物質を作り出します。
アロマセラピーが痛みに効果的なのは、気分がリラックスするとゲートが閉じられ、痛みが伝わらなくなり解消されるからです。
めちゃめちゃ楽しい時や夢中になっている時は痛みを忘れてしまうものですよね
母の場合も痛みへの不安や恐怖心から、体を緊張させ、膝を伸ばしっぱなしで生活する習慣がついてしまった為、
余計に前腿が硬くなって、足に負担が掛かってしまい、悪化させてしまったようです。
整体の先生は、症状だけを聞いて、
「膝が痛いのですね。じゃあこのストレッチをして下さい。」とか「じゃあマッサージしましょう」ではなく、
どうして膝の痛みが悪化したのか?
原因は何か?、これからどう改善したら良いのか?を1つ1つ丁寧に論理的に図を描きながら説明してくれました。
そして、「(整体師さんの力で)一時的に良くなってもまた同じ症状が起きるのでは意味がありません。
だから考え方や歩き方の行動を変えていきましょう」と言われていました。
母は痛くなる前から、痛くなることを恐れて足をかばって歩いています。
そして、そのかばって歩く行為そのものが膝を悪化させていると言うことに気づかせてくれました。
痛みの専門家ではない私がどんなに母に「痛みの原理」や「思考の転換」などを伝えても伝わらなかったのですが、
専門家の先生に同じことをアドバイスしてもらい、ようやく母も納得したようでした。
何かのキッカケで痛い思いをしたら、脳はそれを扁桃体(感情を司るところ)で強く覚えています。
同じような動作をすると、扁桃体が敏感に反応して、制止しようとするのです。
それは生得的なもので仕方ない部分でもありますが・・・
その痛みの感覚は決してリアルなものではないのに
「私は歳だからもう治らない。」と言った言い訳を作って、間違った方向へどんどんハマってしまうのは問題です。
膝が痛いのは嫌だからと言って、正常時にはしんどくてやらないような歩き方(片足を伸ばした歩き方)で歩いている。
楽になりたいはずなのに、楽じゃない歩き方をして、さらに膝を痛めている。
すごい矛盾しています。
例えば、頭痛持ちで悩んでいる人は多くいます。
でも大抵の人は、鎮痛剤を飲んで、痛みを紛らわせているだけです。
結果、痛みの頻度が増えたり、痛みが増して、どんどん強い薬へと移行していきます。
本当は、二度と頭痛で悩まされない自分になることを望んでいるのに
原因を追求せず、普段の生活を省みることもしないで、
その場しのぎの対処療法で誤魔化し、その結果、状態を悪化させている人がたくさんいるのです。
それは、固執した考え方や行動をして、無意識に苦しい思いを自ら選んでいることになります。
指摘すると、「もちろん苦しい思いなんて望んでいるわけがない!」と反論されてしまいますが、
顕在意識では「嫌だ」と思っても、潜在意識では「それがベスト。心地良い」と感じているのです。
いつまで同じことを繰り返すつもりですか?
現状に1ミリミクロンも不満がない状態なら、きっと無意識の状態でもベストな選択をしているのかもしれません。
でももし何か問題がある時は、自覚出来ていない無意識の部分を疑った方が良いのです。
知らない間に状況を悪化させるようなことをしているかもしれないからです。
私達の脳は、過去の記憶上、重要だと思うものしか、見たり聞いたり出来ないようになっています。
だから、私達は意識して自分の受け取る情報を変えて行かないといけないのです。
例えば、貧乏ゆすりをする癖があっても無自覚の場合、
自分が貧乏ゆすりをしていることに気づかない為、直しようがありません。
他人に指摘されて、「自分は貧乏ゆすりをしていたんだ」と気づけば、直すことが出来ます。
しかし、他人に指摘されても「自分はやっていない。関係ない」と思ったら、もう脳はその情報を受け取らなくなるのです。
いつか自分が困ったり辛い想いをしない限り、気がつきません。
でも、無自覚で行なっていた行動に顕在意識が気づけば、
その都度、「止めること」が出来るようになります。
最初は、忘れていつもの癖が出ても、気づく→直すを繰り返していくうちに新しい習慣が作られ、変わっていけるのです。
まずは気づける心を持つことが大切です。
何かキッカケがあれば、思い込みをしていないか?疑ってみることです。
「なぜ〜なのだろう?」と原因を探してみるのです。
痛みは情動で左右されることにようやく納得した母は、
不安や恐怖感を取ったり、習慣づける為にもアロマをもっと活用していくそうです。
顕在意識で自覚出来たら、なりたい未来をイメージしながら習慣化するまで続けていくだけです✨
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