人間関係の力学から自分の感情を知る②
社会全体で子育てをする世の中を作るために
まず大人が自立して幸せになることを実現していく
「アロマと脳科学」を使って、
なりたい自分の人生を自分で創造していくブログ
こんにちは、平野百合子です。
前回のブログで「母が子育てに失敗したことを証明する為に私自身が敢えて幸せから遠ざかっていた」とお伝えしました。
どうやら、私は自身の淋しさを紛らわす為に人間関係のマトリックスの自立ポジションを取っていたようです。
前回の記事はこちら
人間関係の力学から自分の感情を知る①
私が自立を強めれば強める程、母は頼りなく弱くなってしまいます。
私自身も無自覚でしたが、私と母の潜在意識が望んだ結果なのです。
先日、こんなことがありました。
以前、ブログで母の膝の痛みについて書きましたがその後日談です。
(数多くの膝痛を直している接体院に行って、理論的に痛みの原因などを知り、痛みが軽くなったお話でした)
無駄な努力は今すぐ止める(以前のブログ記事)
整体院へ行った時、これから母がもっとイキイキと人生を楽しんでいる様子を想像して、私は楽しみで仕方ありませんでした。
しかし、それから2日後、母は突然、膝の痛みが強くなり、3日後には起き上がれなくなってしまいました。
膝の痛みが軽くなった時、仕事を頑張り、家の中も大掃除したのが原因のようでした。
病院で診察してもらうと、膝に水が溜まっていました。
それは一過性のもので数日で治ったのですが、
「やっぱり膝を動かすことが悪かったんだ」
「接体院で痛みは思い込みって言われたけれど、思い込みなんかじゃない」と整体院に行ったことを悔やみ、
そして、もう二度とあの整体院には行かないと決めました。
脳は新しい環境や新しいことをするのを嫌います。
だからホメオスタシス(恒常性)が元の状態に戻る為に膝に炎症を起こして水まで溜めてしまうのです。
それだけ、母の潜在意識の中に「変わりたくない」という想いが強かったのだと思います。
もちろん、本人は無自覚ですが・・・。
当時、私はこの母の一件にとてもショックを受けました。
私は母に変わって欲しいと強く望んでいたからです。
でも、よく考えたら、母の人生なのだから、変わる権利も変わらない権利も母のものなのです。
私が何とかして、母の人生をもっと素晴らしいものにしよう!なんて考えていること自体がおこがましいのです。
他人に幸せにしてもらわなくても、人は自分で幸せになれるからです。
それなのに、私がネガティブ自立のポジションを取って、
母を強くコントロールしようとしていた為にどんどん母が無力に思えて来て、
母自身もそれに応えるように「どうせダメなんだ」と無力感でいっぱいになって行ったのです。
私の家族はみんな母に対して、ネガティブ自立のポジションを取っている為、
母はみんなの要望に応えるようにポジティブ依存になり、オドオドしたり、失敗して責められたりしています。
このポジティブ依存は、実際に能力がある人でもこの力関係にハマると
能力を発揮出来ないまま、手も足も出なくなってしまうそうです。
人間関係は綱引きのようにお互いの影響を受け合っています。
だから、片方が強く引っ張れば、その分、相手が弱くなってしまうのです。
「病気になることで得られるメリットがある時、病気を手放すことが出来なくなる」と言います(寿命は別)。
母にとって膝が痛いことは、周りに心配してもらえたり、優しくしてもらえるので、メリットになり得ます。
もちろん、本人はそんなことは全く自覚していません。
でも恐らくその通りなのだと思います。
私が本当にしなければいけなかったのは、コントロールではなく、母への信頼と思いやりでした。
そうすれば本来の母の能力が発揮出来るようになります。
そして、母が自信を取り戻した時、膝の痛みを持つ必要が無くなり簡単に手放すことが出来るはずです。
しかし、私は、本当は大好きな母なのに、私が幸せになれないことを母に自覚してもらう為に
母より強く、そして、支配する立場が必要だったのだと思います。
だから、ネガティブ自立というポジションで、母をコントロールしようし優位に立とうとしていたのかもしれません。
私達は家族でいつの間にか潜在意識にハマって不本意な状況を作り出していたようです。
今回、とても大きな気づきを得ることが出来ました。
これからは人間関係の力学を常に念頭に置いて、
綱引きにならないよう、相手を敬い寄り添そうことを心掛けたいと思います✨
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