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ポジティブな行動を起こす力を育む

社会全体で子育てをする世の中を作るために
まず大人が自立して幸せになることを実現していく
「アロマと脳科学」を使って、なりたい自分の人生を自分でデザインするブログ

こんにちは、平野百合子です。

楽観的な考え方をする人と悲観的な考え方をする人がいます。
実は脳の中には、ポジティブ遺伝子、ネガティブ遺伝子なるものがあります。

ポジティブ思考とネガティブ思考

しかし、思考や言動には、遺伝子の組み合わせだけではなく、育った環境が大きく影響することも事実です。

ハリウッド俳優のマイケルJフォックスは、家族に理解されなかった彼を祖母が味方になってくれました。
お陰でマイケルは普通のレベル遺伝子だったにも関わらず、
自分の才能を最大限に活かし、強くて楽観的な人生観を持つ大人へと成長していきました。

先日、少女誘拐殺人事件を起こした宮崎勤の再現ドラマがテレビで放送されました。

宮崎勤・・・埼玉連続幼女誘拐殺人事件
(1988年~1989年にかけて4人の幼女を宮崎勤が誘拐し殺害した事件です。)
宮崎勤にとって、祖父は信頼できる人であり、とても可愛がってもらったようです。
彼の心の拠り所である祖父の死を境に宮崎勤の心は崩壊して行き、その3ヶ月後に事件を起こした・・・
とドラマでは言っていました。

宮崎勤には、幼少期から祖父という絶対的な味方がいたはずなのに
なぜ事件を犯すような思考に陥ってしまったのか?
なぜ、マイケルのように楽観主義者へと成長しなかったのだろうか?

とても衝撃でした!!

絶対的に肯定してくれる大人が1人いれば、子どもは楽観的思考になれるはずなのに・・・なぜ?
マイケルと宮崎勤との違いは何だろうか?

そもそも、絶対的にその子を肯定するとはどういうことなのだろうか?

わがままを言っても、いつも「いいよ。いいよ」と受け入れることなのか?
良し悪しを分別出来ないうちから、「あなたを信じている」と子どもの判断に任せることだろうか?
どんな夢でも「努力すれば必ず叶う」と言うことなのだろうか?

正直どれもピンと来ません💧
接する大人の絶対的に肯定することの理解が誤っていれば、
楽観的思考で自分を信じてポジティブな行動を起こす力」は培われません。

私の見解は・・・

宮崎勤は手首の障害がコンプレックスで、そのせいで人生が上手く行かないと思い込んでいたようです。
祖父から可愛がってもらってはいたけれど、
おそらく、困難に対面した時の克服の仕方は、教わらなかったのではないか?と思われます。

困難を克服する方法の一つとして、物事の視点を変えるというものがあります。

なぜ視点を変えていくことが有効かと言うと・・・
私たちがそれぞれ独自に創り出した世界を私たちの脳は認識しています。
過去の知識や経験に基づいたフィルターを通して、各自で世界を見て認識しているのです。
だから、知らないことや経験していないことは創り出すことが出来ませんし、
同じ空間に100人いれば、100人とも見えている現実が違うのです。
現実=真実ではないのです!

私は昔、人の裏の部分がよく見えていました。
みんなから人気のある人の裏の部分だって見えてしまうのです。

「あの人は私にだけ、私にしか分からないように意地悪をする」
と辛い想いを何度もしたことがあります。

いつも周りに優しい人(と思われている)の意地悪な部分が見え、ショックを受け、
それを周りに伝えても誰も信じてくれませんでした。

しかし、脳のカラクリを知ると、悩んでいたことがとてもバカバカしくなりました。
単に私は人の裏の部分にフォーカスしていただけなのです。

「人の裏の部分を知り、辛い想いをしていた世界」は、私が敢えて見ようとし創り上げた世界で、
私が何をどう見たいのか?は私の知識と経験に基づいて私自身が決めていたことだったのです。

多分、私は傷つくことを必要以上に恐れて、先に免疫を作っておきたかったのだと思います。
先に人の嫌な部分を知っておけば、後で(仮に意地悪をされても)、
「裏切られた!」とか「信じていたのに!」などと傷つかなくて済むからです。

でもこれは自作自演の悲劇のヒロインで、本当に馬鹿げています(笑)

知っているということは、とても心強いことです。
人生の岐路に立たされた時、乗り越える方法を知っている人と知らない人では、心の持ちようが違います。
知らない人はただただ絶望して立ちすくんでしまうかもしれないけれど、
逆に乗り越える方法を知っている人は、もっと意欲的になり前に進めるでしょう。

誰かに意地悪をされた時、世の中の人がその人一人だけだと思っていたら絶望的ですが、
他に自分を認めてくれる人がいることを知れば、その人の言動にいちいちこだわらなくて済みます。
世界は半径10メートルではないのです。

視点を変えるということは、自分が見ている世界(現実)を変えることでもあるのです。
しかし、難点があります!
それは、その人の知識や経験でしか視点を変えることが出来ないことです。

だから、知ることや経験することはとても大切なことなのです。
このような脳の仕組みは、授業のカリキュラムの一つとして、学校でもしっかり教えて欲しいことです。

苦難に陥っても、自分を信じてポジティブな行動を起こせる力を育むには、
誤った方法で肯定するだけではなく、
視点の変え方(苦難の乗り越え方)もしっかり子どもに教えてあげることが大切なのです!

それは大人に課せられた義務なのではないかと思います。

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